京都府八丁平~峰床山をトレッキングする
滋賀県との県境にほど近い京都府の山奥に「八丁平」と呼ばれている高地の湿原があり、なかなか良い場所です・・とネットに載っておりました。
行った事は無いのですがなんだか無性に行ってみたくなり、後輩を誘って行ってみる事に。
ついでに、横の山(峰床山)も登ってしまおう、的な話しに・・。
八丁平へのルートは京都府の花背付近からのルートがメジャーの様なのですが、距離的には滋賀県側からが近い様子。
ただ、滋賀ルートはかなり野性味溢れるルートで、登山道ではなく、あくまでルート。
トラウト狙いで、付近の沢を良くうろついているので、ルートの雰囲気は経験済。
この日は、滋賀県江賀谷から林道を抜け、中村乗越峠へ越え、八丁平へ入り、そのまま、峰床山へ。
登山開始序盤は、林道を行きます。
生憎の雨。
服の中は蒸し風呂状態ですが、足取りは順調。
ぐいぐい進んで沢が分かれる二俣と呼ばれるポイントに到着。
事前の調べでは、沢を渡る丸太橋があるのですが、流されたのか、もうありません。
*実は、橋が無いのは、沢をうろついていたので、知っていたのですが、あると思って登っていたら迷っていたかも・・。
二俣を越えるといよいよ山道。

この人、結構歩くの早い・・。
登山道など無く、斜面をつたい、沢を何度か渡り、岩を越え、目印と足跡を頼りに先へ。
いつの間にか、傾斜もきつくなっていて・・しんどい・・。
道しるべ。
こう言うの見るとホッとします。
ここからは、山肌を蛇行しながら尾根を目指します。
この付近からは少し道らしくなってきますが、傾斜もさらにきつく、なかなか厳しい・・。
普段の運動不足のおかげでヘトヘトになりながら、なんとか尾根の中村乗越に到着。
鬱蒼とした杉林の斜面から尾根に出た途端、視界が開け景色が一変。
尾根から少し下って、第一目的地の八丁平。
八丁平はおおよそ90haの高層湿原で、珍しい動植物がわんさか、らしいです。
*ネット調べ。

採取・捕獲禁止なので当然釣り禁止。
この八丁平の外周をぐるりとまわり、峰床山の山道を目指します。
湿原や開けた草地などなど、なかなか飽きない場所。
この外周道から茂みを抜け、峰床山登山道へ入ります。
雨なので、道はグズグズ、ガレの多い道や丸太を乗り越え、山頂へ続く尾根へ到達。
尾根を登りきるとやっとの山頂。
これが予想外の絶景で、西側180°を見渡す光景はなかなかのもの。
実は、ここまで視界が開けていると思っていなかったので、結構感動。

峰床山山頂
以外に奥深い、近畿の山々。
思いの他、雄大だったりするのでした。