滋賀県安曇川水系でミノーイングをする
先週の3月9日、前日の悪天候の回復を祈りながら念願の今シーズン初渓流です。
場所は滋賀県安曇川水系葛川エリア。
当日の予報は、AM6:00以降から曇り、風は徐々に強まるとの事。
風が強そうなので、この日はミノーイング。
入漁券を購入して現場に到着、天候は霧雨、風はまだ弱い様子。
川の方は、前日の雨と雪シロの影響か、増水と濁り・・。
漁協管轄内の最下流部、本流の堰まで様子を見に行きますが、下流側に行く程、雨風共に強まっている状況。
下流を諦め、中流域で実釣開始。
思いの他の増水で対岸に渡るのは危険な状況、遡行ルートが限られ釣りがし辛い状況です。
手前のめぼしいポイントにミノーをキャストを繰り返しますが、反応無し。
濁りで魚がミノーを追跡しているかも見えません。
1時間程本流を流しすも反応無し。
一旦、離渓し、支流の江賀谷の沢に入り直します。
こちらの沢も濁りと増水は変わらず・・。
1箇所目の砂防ダム下の滝壺へミノー、スプーンを投げ入れますが、無反応。
林道へ戻り、上流側へ入ります。

濁りと増水。こんな時は水圧もキツく川底が見えないので沢を渡りません。
沢自体は細いのですが、増水の影響で小さな落ち込みですら滝の様な流れ・・。
ポイントが激減している中、水のヨレと岩のエグレが絡むポイントへミノーをキャスト。
かなり小さいながら、何かの魚がミノーを追跡。
手前で反転して濁りに消えます。
今シーズン初の生命反応。
数回キャストして反応なく、対岸のエグレへキャスト。
ミノーの巻き始め、魚が一瞬掛かり、”パッシャ”と水しぶきを上げて濁りに消えます。
残念・・でもかなり小さそう。
増水と連続する砂防ダムの影響で、少し進んでは戻って高巻き。
これを繰り返しながら遡上。
残雪の量も徐々に増え気温も低下しているのに汗だくです。
切り立った垂直岩の対岸、巻いた砂が堆積し、流れが淀んだ溜まり。
ここへミノーをキャスト。
何か魚が追跡してきて手前でターン。
再度キャスト。
細かいトゥイッチでミノーをアピールさせながら移動距離を抑えます。
追跡していた魚影がたまらず、ミノーを引ったくります。
フッキング。
上がってきたのは、小型ながらキレイなアマゴ。
なんとかかんとか、今シーズン初フィッシュ。
ヒットルアーは自作ミノーのオレンジ。
この濁りと増水で良く食って来てくれました。
小さいアマゴでも感謝です。
リリース後、さらに上流へ。
流芯から少しズレた岩のエグレへミノーをキャスト。
かなり小さい魚が追跡、ミノーを引ったくります。
上がってきたのは、まだ0才?な感じの超小型稚魚イワナ
良くテレビで観る鮭の稚魚と同じ形、頭が丸くて大きく細長い体・・。
あまりに小さいので記念に撮影。
写真が撮れたらすぐさまリリース。
さらにミノーをキャストしながら遡上しサイズUPを狙います。
ところがこの0才イワナ達、かなり獰猛でキャストしたミノーをトゥイッチするとすっ飛んできて、ミノーに襲い掛かります。
何匹か0才イワナをキャッチした後、上流部の溜まりで若干サイズUPの稚魚イワナをキャッチ。
この頃には、辺り一面残雪、風も強くなり横殴りの風雪。
寒さと固い粒状の雪に叩きつけられて顔面が痛い・・。
と言う事でこの日は一日、雨と雪に打たれずぶ濡れになり、山飯を作る気力も無く撤収となりました。
濁りとは言え、茶色の濁流では無かったので、もう少し水量が落ち着けばいい釣りが出来そうです。
昨日、今日と関西の渓流も解禁が増えてきました。
いよいよ関西も本番、これからが楽しみです。