順毛鉤を渓流解禁に向けて用意する

解禁直後の放流アマゴ。ケンザンで刺されたみたいに朱点が赤い・・。
新年、明けましておめでとうございます。
解禁まで、早い所では1カ月を切っているではないでしょうか?
私が住んでおります関西圏は、3月解禁が基本。
地元での釣りは、まだ、少し先の感じです。
そんな、地元関西圏の渓流ですが、例年の解禁時期は、積雪を避けつつ、解禁直後のプレッシャーを極力避けたいと言う事で、よく、3月中頃に奈良県川上村漁協さんへ出向きます。

2017年3月の川上村。山向こうは残雪。
この川上村漁協さんは、吉野川上流部に位置しており、この地域では解禁が早い漁協さん。
3月初旬に川上村漁協さんが解禁、続いて3月中頃に近隣の漁協さんが解禁と時期をズラしております。
中旬の近隣漁協さん解禁のタイミングで川上村漁協さんへ行くと、当日解禁の河川へ釣り人が流れるので、渓流に人が少ないハズ、と浅知恵での選択。
入渓時、最初にセットするのは、順毛鉤の白:フライフック#16~#14。
テンカラの毛鉤では、普通毛鉤や逆毛鉤が有名ですが、個人的には、順毛鉤は水馴染みも良く、深く探れる事から、逆毛鉤より出番が多い日もあるほど。
結構お気に入りです。

順毛鉤-白-フライフック#16(straight tenkara fly-white color :Hook No,#16~14)
さて、解禁間もないこの時期、放流魚は管理釣り場さながらに淵で群れているのですが、見てしまうと、ついついムキになって手を出してしまいます・・。
溜まりに群れる、朱点がパキパキの放流魚の群れ。
レンジは結構深いので、淵上流の落ち込みへ毛鉤を投入。
流れの緩い場所なので、ドライフライを入れたくなりますが、テンカラなので順毛鉤を沈めて使います。
興味を示した魚が毛鉤に最接近した所で、上流側へ”ちょんちょん”と逆引き。
結構、逆引き。
すると・・追尾してきた魚が”パクリ”と反応する釣りです。
テンカラとしては、非常に面白くない釣りなのですが、ついつい釣れるのでやってしまう。
ちなみに、ここではなぜか、白の反応が良い様子。
もちろん、ちょんちょん釣りでなくても、威力を発揮する順毛鉤。
この時期で無くとも、サーチベイト的存在としても多用、頼れる毛鉤です。
年も明けたし、先ずはこの毛鉤の量産の準備の仕込みから開始かな・・。