大阪など都市部でのテンカラの練習方法を解説する
テンカラしてみたい、はじめてみたい、でも身近に教えてくれる人がいない、などなど、色々な理由でテンカラをはじめていない方もおられるのでは?
気軽にテンカラをはじめるなら、近所の川でキャスト練習も兼ねた釣りなどもいいですよ。
これは、気合を入れて魚を釣りに行くので無く、”休日、午前中は用事、でも昼からはヒマ”で、やる事無いので程度のノリが大事です。
あくまで、ハエを釣りメイン、そのついでに投げる練習をする、と言う軽い気持ちが重要で、キャスト練習するぞ!と言う意気込みは不要です。
(ちなみに、オイカワ・カワムツなどの川魚を総称して”ハエ”などと呼びます。)

テンカラで狙って釣るオイカワも結構おもしろい

渓流で釣れた婚姻色が出る前のオイカワ・オス。ベイト感が強くてカッコいいです。
テンカラ云々やオイカワ・カワムツとは、などの難しい事は抜きにして、何を持って行くか、最低限の道具のご紹介。
あくまで、ハエ釣りがメインなので、釣れないと面白くない。
なので、テンカラでハエを釣るためだけ(渓流魚用ではありません。)の道具解説です。
①テンカラロッド・・・・3.6mが基本、後々渓流でも流用するので、あれば汎用性が高い長さです。
②テーパーライン・・・・細糸をより合わせ、1本にしたライン。糸の自重が高いため、投げやすいので、最初はテーパーラインをオススメします。慣れれば、レベルラインもオススメ。
③リーダー(ハリス)・・テーパーラインの先に結ぶ糸。④糸を通しやすいと言う理由で0.5号お勧めです。
④鉤・・・・・・・・・フライフック#20以上で巻いた、ミッジと呼ばれるドライフライを使用し
ます。
フライショップなどでも購入可能であります。
*ご存じの方も多いとは思いますが、フライフィッシングでは”浮く毛針”を”ドライ”と呼びます。”ミッジ”とは早春、非常に小さな虫を捕食している鱒類を釣るための毛針で、とにかく小さい。針に糸通すのが大変。
(なので、ハリスが0.5号な訳です。)
オイカワ・カワムツは口が小さいので、テンカラ毛鉤でなくミッジを使用します。

左が#16の順毛鉤、毛鉤の中でも小さい方。右の白いホコリの様なモノが、#20のミッジ。その小ささが伝わりますでしょうか。
④スマホ・スマホ用の台・・自撮り動画で自身のフォーム確認用。
道具が揃えば、川選び。
まず、当たり前ながら、川岸に降りられる川である事。
案外、護岸された川が多く、探すのが一苦労かもしれません。
また、ミッジを使用しますので、あまり水深の無い川がお勧めです。
*小さい毛鉤を水面に浮かせて釣るので、深いと魚に見つけてもらえ無い事も。
*釣り禁止でない事、立ち入り禁止でない事、ハエ釣りの入漁料が必要なら入漁券を購入する。入漁券の対象魚であるかどうかは、ネット等で河川を管理されている内水面漁協のホームぺージで確認できる場合が多いので先ず検索してみて下さい。
技術的な事は、動画等でご確認された方が手っ取り早いので、こちらもネットで検索をかけていただければと思います。
投げる時、スマホをスマホ台において、自撮り動画を撮影、ネットに上がっている名手の方々のキャストフォームと自分のフォームの違いを見ながらキャストを繰り返すのも、案外、上達の早道です。
きれいに飛ばない場合は、振りかぶりから前へキャストするまでのタイミングが早い事が多いと思いますので、キャストのリズムなんかを重点的に確認するのがオススメです。
後は、ピチャピチャ、ギラギラしている小魚へ投げて流すだけ。
テンカラを初めた頃、私も毎週5時起きで、近所の川へ通い、テンカラ竿を振っておりました。
なつかしい・・。
ただ、今の時期、寒バエとは言え冬は正直、厳しい時期です。
テンカラは風にも弱いですので・・。
できれば無風の暖かい日か、暖かい季節にトライしてみて下さい。
渓流と平野部の河川、渓流魚とハエ類、装備の違いなど、色々違いはありますが、とりあえず、テンカラに楽しんで慣れる方法でした。