京都府でタナゴ釣りをする
冷え込みが強いこの時期、冬型の気圧配置が緩みポカポカ陽気となった先日、タナゴを釣りに田園地帯へ向かいました。
同行者とは現地集合。
到着すると、同行者は既に竿を出しております。
とりあえず、脇に立って雑談。時刻はお昼過ぎ。
たわいもない話しをしながら、湯を沸かして昼食作り。
と言ってもメニューは「カレーメシ(by 日清食品)」。
湯を入れ出来上がりを待つ間、小型グリルをシングルバーナーに乗せて、パンを焼く。

釣りでの山飯、野外飯は手早くがモットーなのでインスタントメインとなります。
で食後は、温かくて甘いモノ。冬の野外活動には「ぜんざい」とコーヒーが鉄板なのです。
冬の野外では癒しの高級食材です。

冬場の屋外で飲むアツアツのぜんざいはもはや高級食材なのです。
満腹になった所で、いい加減にタックルの準備。
竿は自作品。
過去に折れたテンカラロッドを再利用したモノ。
0.4号のナイロンラインに「ウキ、目印、自動ハリス止め」をセット。
針は極小をチョイス。
一旦、仕掛けを水に入れ、板オモリでフォールスピードを調整。
前夜に準備したグルテン(味の素、ペクチンを加えてカスタム済。)をネリネリして、針にちょこっと刺して、実釣開始です。
小さな川の本流、今年の初め頃はタナゴで賑わっておりましたが、この日はハエの群ればかり・・。
そこで、気になっていた釣り座後ろ、排水溝のエグレ跡の水たまりをチェック。
よくよく見ると、極小タナゴが泳いでおります。ホントに極小です・・。
水たまりに仕掛けを入れて様子を伺うと、極小達がグルテンを突きます。
ただ、極小過ぎて、針掛かりの気配無し・・。
あれこれ、雑談しながらも目印、エサに集中し状況を考察。
エサが口に入っていない、突いても仕掛けを引っ張れる程大きくない・・。
そこで、練エサを胡麻粒の半分程度まで小さくして、針先が少し出る程度に餌をセット。
(これが、中々大変・・。)
オモリを調整し、仕掛けのフォールスピードをかなりのスローフォールに変更。
着底しても少し時間を持たせ、シャクリはしばし我慢。
エサを咥えて魚が横に走る様子は丸見え。
それでも、目印 を引っ張る程のアタリは出ません。
しつこく、しつこく、仕掛けをフォールさせ、興味を持たせ、エサを突かせ、を繰り返し魚の活性を引き上げます。
徐々に魚の群れが増え始め、エサを捕りあい始めます。
こうなると、しめたモノ。
ほどなく、エサと針を咥えてた魚が横に走り、目印を引っ張ります。
スっと優しくアワセを入れると、小さなタナゴが上がって来ました・・が、空中でポロリ。
「あ゛・・」
気を取り直してもう一度。
しばらくして、またもや目印が移動。
またもや、スッと合わせて上がって来たのは、小型のタイリクバラタナゴ。
気を良くして、再度、仕掛けを打ち込みます。
少し時間が経った時、明確に目印が走ります。
走った方向とは逆方向へスウィープなアワセ。
上がって来たのは「1円玉」クラスの超小型。

個人的に過去最少サイズであります。
渋いと言うよりサイズが小さすぎて、針に掛けるのに一苦労。
この日は「あ゛・・」「あぁぁ・・」などと思わず奇声を発しながら、極小達に振り回される始末。

小粒のタイリクバラタナゴたち
結局、少しづつ釣り上げましたが、釣果の方も少しとなってしまいました。
それでも「より小さなサイズを釣るのが意気」と言われるタナゴ釣り。
先人達の意気な遊び心が少し分かった様な気分。
のんびりマッタリ、意気で充実した一日でした。
しかし・・そろそろ渓流に行きたい・・。