岐阜県 揖斐川水系にてテンカラ、ミノーイングをする
相変わらずの岐阜県揖斐川水系への入渓です。
時期は5月末。
11時頃、揖斐川水系坂内川へ入渓です。
今回のルートは川幅狭く、木々のオーバーハングも多いため、3.2mのショートロッドを選択。
毛鈎は、カワゲラがチラホラ見えるので、普通毛鉤:黒(フライフック#16)をチョイス、釣り上がります。
魚の反応は薄目。
流れの緩んだ深みに毛鈎が差し掛かると、岩陰から魚影がフラっと現れパクリ。
上がって来たのは小型のイワナ。
その後、かなり元気の良い、チビアマゴを追加&リリース。

小型のイワナ。この川では初です。

こちらは小型のアマゴ。元気はかなり良かったです。
とりあえず、昼食を食べに一度、離渓。
昼食後、揖斐川上流部へ移動してみます。
ここからは、テンカラ竿からスピニングタックルに持ち替えて型狙い。
前回からの2匹目のドジョウ的アマゴ狙い・・のはずが、ここもなんだか反応品薄状態。
たまにチェイスする魚影は小魚サイズ。ルアーを見切る眼力は大物クラス。
前後、ダムに挟まれた短いこの区間。
魚が抜かれたか・・。
1つ目のプールエリアに差し掛かります。
プール上流側へ移動の際、岩の上に濡れた靴跡発見で先行者の有りの様子です。
プール落ち込みより上流側。
スリット状に川底の岩盤が絡む複雑な流れへミノーをキャスト。
ドリフト&トゥィッチで誘います。
ミノーに黒い魚影が追尾。
魚影の動きを見ながら、細かくトゥィッチ、距離を詰めさせてバイトへ持ち込みます。
下流へ走らせない様にロッドをやや下流へ向けつつ手前に引き込む様に動かし、魚をコントロール。
何度かの抵抗を交わしてネットイン。
キャッチしたのは、良型のアマゴです。
ネットの中の魚を覗き込むと・・やたらと体高がやたらと高いこの魚・・。
お腹の膨れ具合もイビツになっています・・。
結構な大きさのベイトが胃袋に数匹収まっているのは、間違いないでしょう。
釣り上げた瞬間、胃袋に大型のマイワシが入っているのが分かる、膨れ上がったタチウオの腹の様にイビツになっています。
相当サイズのベイトまでも捕食する、強暴な個体なのだと感じてしまいます。
そして、ヒラスズキを思わせる背っぱり。
流れてくる虫を捕食するのでは無く、追撃魚食性の筋肉の付き方。
サラシでベイトを追う「ヒラスズキ」や、河川でベイトを捕食している「ラージマウスバス」「スモールマウスバス」に通じる肉付きであります。

ヒラスズキの様な体型。
この個体、もはや、ライズなんて止めて、ベイトを専門に狙っている様に感じてしまいます。
その方が、摂取栄養量が多く、安全でしょう。
「一生ライズしないトラウト」
例の記事を思い出して妙に納得してしまうのでありました。
そんな、答えの無い事を考えながらキャストを繰り返すうちに夕暮。
大量のカゲロウハッチのゴールデンタイム突入であります。
頭上も水面も大量のモンカゲロウと思われるハッチで賑やかです。
いよいよ来たな。っと気合を入れ直すも、終わってみれば ハヤ1匹 の冗談の様な結果に、トボトボ撤収となりました。